高倉町珈琲 社長 85歳現役バリバリ
先日のテレビ東京、カンブリア宮殿で 高倉町珈琲 が紹介されていました。
関西ではほとんど馴染みのないコーヒーショップですが、画面で見ているとても魅力的な喫茶店を展開されていました。
http://takakuramachi-coffee.co.jp/
中でも私が驚いたのが、社長の横川 竟(よこかわ きわむ)氏 が御年85歳、高倉町珈琲を起業したのが80歳だというのです。
この企業家はおそらく日本でも最も高齢の一人ではないでしょうか。
普通の事業者なら引退をする年齢ですが、その年齢で新たなチャレンジに打って出るというエネルギーに感心します。
横川さんの場合はこれまで「すかいらーく」というファミレスを創業して上場企業に育ててきた実績と、そのノウハウを後輩たちに伝えていかないといけないという使命を持ってこの事業を起業されたそうです。
高齢起業家で思い浮かぶのは、ライフネット生命保険株式会社の出口 治明(でぐち はるあき)氏です。彼はは65歳で若い事業家と組んで新たに生命保険事業を始められました。
アメリカならケンタッキー・フライド・チキンの生みの親である カーネルサンダースはその代表です。
彼は自身が経営していたレストランが潰れてしまい、仕方なく店の名物だったフライドチキンのレシピをレストランに売り込み始めたときに70歳を超えていたのです。
また高齢とまでは言えませんが、ピアノ奏者や、紙コップやミルクセーキミキサーのセールスマンを経て、マクドナルドを創業したレイ・クロックは52歳でした。レイ・クロックが他の経営者と違うのは、これまで起業の経験がまったくない、いちセールスマンが、マクドナルド兄弟のバーガーレストランに魅了されてレストラン事業を実現したことにあります。
私達は「起業は若い人がするもの」という先入観をすてなければならない、たとえば定年とは新たな人生の始まりであると考える。
これまで培った仕事の実績や人脈を生かして起業することで第2のエキサイティングな人生を創り出すという生き方がある。
それが常識になる世の中は今よりもっと面白い。