前回、ネットプロモーションの登場により、従来型のプロモーションの方法に大きな変化が起こっていると書きました。
今までなら費用対効果がはっきりせず、まったく係数化できなかったこの分野に、バナー広告のクリック数やコンバージョン率(訪問した人のなかで何人が商品を購入したのか)などのデータが登場したことで分析という作業が重要なプロモーションのポイントになってきました。
さらにいまはスマートフォン(スマホ)が全盛となりさらに革命的に様変わりし始めています。
以下の資料はグーグルアナリティクスといって、サイトへのアクセス、利用状況を分析出来るサービスのデータの一例です。このデータはすべてグーグルが無料で提供しているもので、サイトを持っている方なら誰でも見ることが可能です。
今回は、お店をやっている知人サイトの2017年3月の約30日間のアクセスの状況をお見せします。
全体のアクセス総数が2063ページビュー、ページビューとは見られたページの数、サイトに来てくれたユーザー数が522人、セッションとは、ユーザーがこのサイトに来た回数で658回という内容を示しています。
ユーザー数とセッション数が合わないのは、同じ人が何度も見に来ている事を示しています。
注目して欲しいのは次のデータです、サイトに来た人が使用した機器別の数字です。
mobileとはスマホからのアクセス、desktop とはパソコンからのアクセス,tabletとはタブレットパソコンからのアクセスの数字を示しています。
658回の訪問回数のなかで335回がスマホからのアクセスです、つまりスマホで検索してサイトに来るユーザーがパソコン経由でアクセスしてくる282回を超えているとことを示しています。
スマホユーザーは駅のホーム、電車の中、昼食中のテーブルと、いたるところからサイトを利用することが出来ますから、これを思えばこのデータは当然のことです。
つまり「WEBサイトは今はスマホで見るものである」 ということなんですよ。
でも実は、実際にWEBサイトをオープンしている、会社やビジネスオーナーの多くが、このことをわかっていないのです。
次回は、スマホならではプロモーションについて書いてみます。