前回、書籍を紹介しましたが、その中の「顧客ターゲットの設定」という内容についてお話したいと思います。
というのも「ターゲット設定」をきちんとされている作家の方をほとんど見ないからです。
ここにターゲット設定の勝利というべきお手本があります。
大阪南港のイベントの常連で 100種以上の動物イラストの栞(しおり)を販売されているお店があります。
この動物栞は1枚100円で販売されています。小さな紙を売って100円と言うのは大きな粗利です。
でも実際に栞なんてそんなに売れるのか? と思います。
ちなみにこの商材のターゲットは小学生です。一般の本好きの大人を狙わずあえて子供にターゲットを絞っているのです。
というのも栞は教科書に挟んで使うからです。
教科書となれば教科毎に購入してくれます、つまり一人単価500円ぐらいになる、これはお小遣いで買える金額です。
友逹と一緒に来たらその子たちも買っていきます。そして子供の口コミってほんとにすごいんです。
友達同士で栞の交換やプレゼントが行われているそうです。
話を聞くと普段は 西日本各地の動物園を回っているそうです。
「この会場より動物園のほうがたくさん売れる」との事。
というのも遠足の団体客がいるからです、元々この商材は「動物園にくる小学生」に ターゲティングされた商材なんです。
だから可愛い動物たちのイラストだったんです。
いかがですか、これ学べるところ満載の事例だと思いませんか。
更にプロが実践するターゲティングのサンプルを此方で紹介しています。
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